営業資料 2025年3月11日
(株)ほけんショップアイ
ほけんショップアイは保険事業を展開する中小企業で、ガバナンスや人材定着などの課題を抱えています。
ほけんショップアイは、生保と損保を取り扱う保険代理店で、年間売上は約2億円に達しています。従業員は約20名で、埼玉県の本部と、群馬県内に2店舗を持っています。
ガバナンス整備や人材定着率の低さが課題であり、売上は新店出店により増加しているが、利益が伸びていない。また、本部では組織内での個人プレーが目立ちます。
経営理念を基盤に、目標達成に向けたガバナンス整備と人材定着を優先し、成長を加速します。
「あなたがいてよかった」の連鎖を起こし世の中を明るくします
「あなたがいてよかった」の連鎖を社会に生み出し、ポジティブな影響を広めることを重視しています。
ガバナンスの整備と人材の定着を最優先し、強固な基盤を築くことが目標達成への重要ステップです。
KPI導入でガバナンスと売上の強化を目指し、全社員が共通理解のもとで行動できる体制を整えます。
売上成長と組織の強化を両立するため、目標を「見える化」するKPIの導入で戦略的拡大を図ります。組織全体の効率と効果を最大化します。
高い離職率は人材コストの増加を招いています。現状を改善し、社員の定着率を向上させることが不可欠です。
現在、ルール未整備や教育不足、内部監査体制の不備があり、ガバナンス強化が急務です。これにより、全社員のモラル向上とリスク管理が実現できます。
土台づくりと事業拡大のKPIを用いて、組織の基盤強化と成長を同時に実現します。
土台づくりKPI
ガバナンス強化と人材定着のために、社内規程整備率とコンプライアンス研修実施率を向上します。これにより、安全で持続可能な労働環境を創出することを目指します。
事業拡大KPI
損保と生保の成約率や顧客満足度を指標に、売上拡大を目指します。まずは前年同期比での成長を実現し、次年度以降につなげます。
1年目の運用方針
KPIの定量的なモニタリングを行い、定期的な評価会議でブラッシュアップを重ねます。これにより、効果的なPDCAサイクルを確立し、持続可能な事業拡大を達成する方針です。
ガバナンス強化と人材定着を図るための具体的な数値目標を設定し、達成に向けた施策を強化します。
目標は年度末までに就業規則、販売方針、個人情報管理規程等を100%整備し、全社員に周知することです。
四半期ごとに全社員を対象としたコンプライアンス研修を実施し、参加率100%を達成します。
離職率を現状の半分にすることを目指し、社員満足度アンケートで平均3.5以上を目指します。
KPI | 測定方法 | 現状 | 目標 |
---|---|---|---|
KPI①:社内規程整備率 | 達成されている監査項目 ÷ 必要項目総数 × 100% | 56%(達成項目83÷必要項目148) | 100% |
KPI②:コンプライアンス研修実施率 | 研修参加者数 ÷ 全社員 × 100% | (6月より測定開始予定) | 100% |
KPI③:離職率 | 退職者数 ÷ 平均在籍人数 × 100% | 測定中 | 現状の半分 |
KPI④:社員満足度 | 年1回の匿名アンケート(5段階評価)の平均点 | 未実施(12月予定) | 3.5点以上 |
損保‧生保事業部のKPIを強化し、事業の拡大を加速します。具体的な指標で成長を促進します。
損保事業部は、収保の前年同期比増率を目標として設定し、前年同期比プラス5%を目指します。
生保事業部は、来店型ショップ成約率を目標とし、65%以上を狙います。また、客単価では1世帯あたり平均保険料を15万円以上に設定して基準とします。
KPI | 測定方法 | 現状 | 目標 | 責任者 |
---|---|---|---|---|
KPI①:損保 収保の前年同期比増率 | Wiseoffice2で年次収保を集計 → 前年同期比を算出 | - | 前年同期比+5% | 損保事業部長 |
KPI②:来店型ショップ店舗数 | 年度末時点での店舗数 | 2店舗 | 3店舗 | 生保事業部長 |
KPI③:生保 来店型ショップ 成約率 | 新規来店者数に対する成約世帯数(%) | 1月~2月実績34.7% | 65%以上 | - |
KPI④:生保 来店型ショップ 客単価 | 成約保険料 ÷ 成約世帯数(円/世帯)を月次集計 | 1月~2月実績 192,303円 | 154,000円(達成ペースで進行中) | - |
効果的な責任者の割り振りとモニタリングにより、組織全体でKPI達成を目指します。
各部門の責任者を明確にし、KPIの達成に対する責任を明確化します。コンプライアンスは社長、損保は本部長、生保は生命保険事業部長が担当します。
モニタリングは月次で各部門がデータ集計を行い、四半期ごとにレビュー会議で改善策を検討します。年次で評価面談を実施し、次年度の目標を再設定します。
1年目のKPI導入を成功させるための具体的なステップを月ごとに計画し、進行状況を確実に管理します。
4月から5月は社内規程の整備、研修計画の作成、KPI集計用のテンプレートを準備します。これにより、スムーズなKPI導入の基盤を築きます。
6月よりKPIモニタリングを開始し、6月‧9月‧12月に定期的なレビュー会議を開催し、進捗を確認します。
翌年3月に年次総括と評価面談を実施し、KPIの更新と次年度計画を練り、より良い成長を目指します。
短期KPIを導入し、組織の土台を固め、持続可能な成長を目指します。ステークホルダーとの協力による具体的行動を推進します。
短期KPIによって、ガバナンスの整備と人材定着が進み、組織の安定性が向上します。また、明確な指標に基づく改善策により、持続可能な成長が見込めます。
共に成長するために、社外ステークホルダーには情報共有やノウハウ提供の協力をお願いしています。提携や新店の出店支援も募集しています。これにより、戦略的な拡大が可能となります。
5年以内に損保収保60億円、生保7店舗、新規事業創出を目指しています。短期KPIの継続的なモニタリングと改善を通じて、これらの目標達成を目指します。企業としての信頼性を高め、持続的な成長を実現します。